気になる経済の歴史 その10
ハイテクとのからみで知的所有権が世間に強い印象を与えたのは、IBM対富士通のソフト著作権紛争でしょう。
88年11月29日、両社から紛争の仲裁を託されていた米国仲裁協会(AAA)は最終裁定を発表した。
富士通がIBMに支払う和解金は約4億ドル。
その代わり富士通はAAAの設定した枠内で、IBMと互換性のあるソフト開発に取り組むことができます。
ずいぶん法外な金額に感じるが、富士通がIBMのソフトをそのまま使える互換コンピューターの製造・販売を継続できることを考えれば、山本卓真社長が「解決を歓迎する」との談話を発表したのもうなずけます。